グループレッスンで弾けるようになるの?
このまま続けていて上達する?
幼児科をはじめたばかりの頃は、グループレッスンが無駄なのではないかと感じてしまうことがあるかもしれません。
大丈夫です。無駄にはなりませんよ!
具体的には、幼児科1年目の後半には両手で弾く曲を練習するようになり、幼児科を修了する頃には音の聞き分けや伴奏付けもできるようになります。
今回、お子様がヤマハのグループレッスンを受講されている方、受講したことがある方に、アンケートを実施しました。
グループレッスンでどんな力がついたと感じたのか、グループレッスンを受けて良かったこと、良くなかったことを聞いてみました。参考にしてみてください。
グループレッスンでは、どんな力がつくのか?
グループレッスンを受講したことのある方に「グループレッスンでどのような力がついたと思いますか?」とお聞きしたところ、音感や聴く力、アンサンブルの力、協調性・コミュニケーション力という声が多くありました。
音感や聴く力がつく
幼児科では、聴く→歌う→弾くの順でレッスンを行います。他にも音階や音符の読み方などもレッスンするので、総合的な音楽の力がつきます。
レッスンでは、音楽を聞いたり、歌ったり、先生が弾く音を聞いて音当てをしたりと、様々な音を聴く機会があります。
音当ては、1つの音からスタートし、幼児科の最後には3つの音を同時に弾く和音の音も当てることができるようになります。
先生が和音を弾いて、それを当てるゲームが好きでした。よく聞く力がついたと思います。(受講コース:幼児科)
他の人と演奏したり、いろんなパートを弾くことで、なんとなく音楽の仕組みなどがわかったと思う。(受講コース:ジュニアエレクトーンコース)
アンサンブルの力
グループレッスンでは、右手を弾くパート、左手を弾くパートに分けたり、音を変えたりして、みんなで音を合わせてレッスンします。
アンサンブルは、友達の音を聴いて弾くこと、気持ちを合わせること、タイミングを合わせることなど、1人で弾くときとは違った経験ができます。
自分のことだけではなくて、お友達との距離感を考えて歌ったり、一緒に楽しむ力がついたと思います。(受講コース:ぷっぷるくらぶ)
アンサンブルする力、周りの音を聞きながら演奏し、合わせる力がついた。(受講コース:ジュニア総合コース)
協調性やコミュニケーション力
グループレッスンは、音を合わせるだけでなく、お友達とコミュニケーションをとる、他の人の話を聞くという経験にもなります。
一緒に頑張ろうと思えたり、自分のレベルがどのくらいなのか把握したりと切磋琢磨しながらレッスンすることができます。
先生や同じ教室に通う生徒との購入を通じて、ともに学ぶ姿勢が身についたと思います。(受講コース:ジュニアピアノコース)
周りの子供達と楽しむ取り組む合奏は、人間関係の面でも良い影響があったと思います。(受講コース:幼児科)
グループレッスンのメリット
グループレッスンを受講して良かったことについては、友達ができた、みんなで楽しくレッスンできた、他の人から刺激をもらえたという声が多くありました。
同じ年代の子と演奏できるから仲間が増えた。(受講コース:ジュニアピアノコース)
保育園、幼稚園、学校などとは違うお友達ができることもあります。幼少期のお友達づくりとして、グループレッスンを利用されている方も多いようです。
友達ができて一緒のこと頑張ろうと思えるようになる。(受講コース:おんがくなかよしコース)
グループレッスンで同じ曲を演奏するので、できないときは励ましたり、できたら拍手したりと一体感が生まれます。他の子の演奏をモチベーションにしているという声もありました。
切磋琢磨できるところが良い。自分がちゃんと弾けているかどうか本人も親もわかる。(受講コース:ジュニア総合コース)
幼児科は親が同席してレッスンを受けるので、レッスンを受けている本人だけでなく、親も子どもの様子を把握することで、自宅の練習に生かすことができます。
我が家の子も、レッスン仲間と切磋琢磨していました。子どもが意外と負けず嫌いなんだなということがわかりました(笑)。
グループレッスンのデメリット
グループレッスンで良くなかったことについては、集中力が続かない、他の子の影響を受ける、自分のペースでできないという声が多くありました。
集中力が長く続かなかったです。(受講コース:ジュニアピアノコース)
例えば、幼児科のレッスンは60分あります。レッスンでは、弾くだけでなく、立って歌ったり、身体を動かしたりすることはありますが、幼少期に座って話を聞くことは大変なことでもあります。
周りに合わせて練習しないといけないので、ついて行くのが難しいと思うときもあったし、なかなか一人ずつじっくりとは見てもらえない。(受講コース:ジュニアエレクトーンコース)
グループレッスンでも先生は見てくれますが、レッスン内で見てもらえる人数や時間には限りがあります。人数が多ければ、少なくなってしまいます。
やる気のない子がひとりでもいると、他の子たちにも影響が出てしまう。(受講コース:おんがくなかよしコース)
グループレッスンは、良くも悪くも他の子の影響を受けることがあります。ふざけている子がいるとつられてふざけてしまったり、レッスンが中断してしまったりすることがあるかもしれません。
我が家の子は、友達と楽しくワイワイしてしまうことがありました。先生や友達のママと協力してレッスンしていた思い出です。
グループレッスンのデメリットをカバーする個人レッスン
グループレッスンのデメリットをカバーできるのが、個人レッスンです。個人レッスンの特徴をご紹介します。
先生がマンツーマンで見てくれる
グループレッスンでは、全員で同じ曲を練習していくので、個人の進捗に合わせることが難しいです。
人数が多いクラスであれば、先生が個別で見る時間は少なくなります。
個人レッスンであれば、先生が1対1で見てくれますので、レッスンの間、しっかり見てもらうことができます。
個人のレベルに合わせてレッスンできる
グループレッスンでは、レッスンの内容が簡単にクリアできたら、レッスンの進行が遅く感じることもあります。
先生は苦戦している子の対応をすることが多いので、他の子がレッスンしている間待つ必要があるかもしれません。
個人レッスンは、個人のペースでレッスンできるので、課題がクリアできればすぐに次に進むことができます。
技術力を強化できる
幼児科では、聴く→歌う→弾くの順でレッスンが進行し、音楽の総合力をつけることができます。
ただ、もっと弾きたい!音符が読めるようになりたい!など、技術的に上達したいという場合は、物足りなく感じることがあるかもしれません。
技術的に強化したい場合は、希望に合わせてレッスンできる個人レッスンがおすすめです。
グループレッスンを受けながら個人レッスンを受ける方法
グループレッスンも気になるけど、個人レッスンも気になるなぁ。
そんなときに使えるのが、オプションレッスンです。
ヤマハでは、オプションレッスンで個人レッスンを受けることができます。
例えば、幼児科のグループレッスンでは物足りない、もっと弾く力を強化したい場合には、オプションレッスンを追加して弾く力を強化することができます。
また、幼児科のオプションレッスンは、レッスンでできない部分や、やったことを復習する場合に利用することもできます。
幼児科を知っているヤマハの先生のレッスンなので、相談しやすい点が特徴です。
- 月1回コースから月3回コースを選択する
- 1回30分のレッスン
- レッスン料(月1回3,080円、月2回5,940円、月3回8,800円)
- レッスン料の他に教材費、施設費がかかる
※変更になる場合があります。詳細は教室にご確認ください。
グループレッスンを受講した感想
アンケートでいただいた「グループレッスンを受講した感想」をご紹介します。
一人っ子なので消極的な性格だったが、グループレッスンに参加するようになってからは積極的な性格になっていきとても感動した。(受講コース:おんがくなかよしコース)
引っ込み思案なわが子が曲kの仕上げのときに「誰が最初に弾いてくれる?」との声に「ハイ」と真っ先に挙手をしたのに驚いた。子供の意外な一面を見られる。(受講コース:幼児科)
音楽を学び保護者の方やお友達と関わることで心も成長することで楽しみながら力をつけられる。(受講コース:ジュニア総合コース)
行きたくないなや練習したくないなと思うこともありますが、グループの他のお友達がいることで頑張ろうと思えるところが良かった。(受講コース:ジュニアエレクトーンコース)
すでに足掛け15年以上近く通っていますが、教室でしか出会えない人々と知り合えて裾野が広がりました。(受講コース:大人の音楽教室)
私自身、グループレッスンを受講したことで、アンサンブルがとても好きになりました。学校に入学してから合唱や合奏が得意になり、音楽の成績が良かったです(笑)。
子どもたちは、学校以外の友達と受講することで負けないという気持ちや、がんばろうという気持ちを持ってレッスンしていました。学校の音楽の授業も苦手意識を持たずに、今のところテストではいい点数が取れているようです(笑)。
さいごに
ヤマハのグループレッスンは、幼稚園や学校と同じ感覚でレッスンできるので、楽しく音楽を学ぶことができます。
幼児科が終わった後に進級するジュニアコースには、個人レッスンが付属しているコースもありますし、ピアノやエレクトーンに特化したコースもあります。
子どもがどんなことが得意なのか、どんなことが楽しそうかなどを見て選んでみてください。
ヤマハ音楽教室は、2024年5月以降、新体制に移行していきます。
この記事は、2023年以前のヤマハ音楽教室について書いているため、新体制のヤマハ音楽教室とは内容が異なるかもしれません。参考程度にお読みいただけると幸いです。