暑い日の徒歩通園は、熱さとの戦いになります。私も徒歩通園時代は、様々なアイテムを試しました。子供や通園する環境に応じて必要なアイテムを準備しましょう。
また暑い日に徒歩通園経験のある方にアンケートを実施して、よかったことや大変だったことをお聞きしました。参考にしてみてください。
暑い日は、子供も大人も熱中症に気を付けましょう。
暑い日の徒歩通園に使うと便利なアイテム
クールタオル・手ぬぐい
濡らすだけでひんやりする便利なアイテムです。手ぬぐいは水で濡らしてもすぐ乾くので、乾いてきたら汗を拭くのに使えます。
冷たいタオルはいろんな柄があるので、子どもの好きな柄を選ぶのもおすすめです。
水筒に冷たい水を入れておくと、途中で濡らすことができます。水が冷たいと、タオルや手ぬぐいも冷たくなって気持ちが良いです。
冷感タオルを首に巻いて帰りました。あると少しは涼しさを感じるので良かったと思います。(上の子が3歳、下の子が1歳の頃徒歩通園・39歳男性)
保冷剤
タオルや手ぬぐいに巻いて持ち歩きます。固くなるタイプよりも、やわらかいままのタイプが使いやすいです。こちらのクールまくらは、お昼寝にも最適です。
保冷材は、バンダナやハンカチで巻いて首につけたり、手に盛ったりして暑さを和らげながら通いました。(3歳から徒歩通園・39歳女性)
ネックリング・ネッククーラー
首元を冷やすと涼しく感じられます。アンケート結果でも、首元を冷やすネックリングは使った経験のある人が多かったです。首に着用するので、使用時は注意しましょう。
熱中症になるとこわいので、ネッククーラーを首にかけて歩かせてました。子供の好きなデザインを買ってつけさせたら、少しご機嫌になってくれたので助かりました。(4歳の頃徒歩通園・30歳女性)
氷を袋に入れて持っていくという方法もあります。暑い日はすぐ溶けるので、そのまま水遊びするという感覚です。
ハンディファン
風をおこすアイテムがあると涼しさが増しますが、外が暑すぎると風も熱くなります。アンケート結果では、ハンディファンは必要なかったという声もありました。
単純に風が出るだけでなく、冷却効果のあるものや、ミストが出るものなど、徒歩通園では一工夫必要になります。
某テーマパークで同じようなタイプのミストファンを使っていたことがあります。ミストが出ると涼しいですが、プロペラがむき出しになっているので、使うときには注意しましょう。
下の子の暑い日対策
暑い日に下の子を連れて徒歩通園する場合の対策をご紹介します。
抱っこ・おんぶで連れていく場合
背中を冷やす保冷シートや、ケープを着用して日傘をさすと万全です。
大きい傘であれば、上の子も一緒に日陰に入れて歩くことができます。ただ、傘は大きくなればその分重くなるので注意しましょう。
ベビーカーに乗せる場合
ベビーカーを使用する場合は、できるだけ直射日光を避けましょう。
保冷シートを使用したり、やわらかい保冷剤をタオルや手ぬぐいで巻いて、子どもの頭や背中に置くなど、涼しくなる環境を整えましょう。
上の子と一緒に歩く場合
下の子が歩くときは、上の子と同じように対策をしましょう。
下の子は元気よく歩き始めても、早々に挫折する可能性が上の子よりも高くなります。念のため、ベビーカーや抱っこひもを持参して対策しましょう。
下の子も水筒を持っていきましょう。
暑い日の徒歩通園でよかったこと・大変だったこと
徒歩通園を経験された方にアンケートを実施し、暑い日の徒歩通園でよかったこと、大変だったことをお聞きしました。参考にしてみてください。
暑い日の徒歩通園で良かったこと
暑い日でも元気な子供の姿は、見ていて楽しかったです。途中に公園があるので、2人で汗をかきながら遊んだのも良い思い出です。(4歳頃徒歩通園・46歳女性)
夏なので蝶々の蛹が木にいて、それが成虫へと変化する瞬間を見たことがある。車移動だとなかなか見られない景色で良かった。子供も感動していた。(4歳の頃徒歩通園・34歳女性)
自然を感じながら歩けた。家に帰ってからの冷たいアイスや飲み物がよりおいしく感じた。(4歳頃徒歩通園・39歳女性)
通園途中の建設中の家を暑い中作業している方の心配をしたり、アイス屋さんでおやつを食べたりしたことがよかった。(3歳の頃徒歩通園・40歳女性)
暑い日の徒歩通園で大変だったこと
アスファルトの照り返しが強烈なので、身長の低い子供には熱中症のリスクも高まると思い、抱っこやおんぶをして歩くこともありました。(4歳の頃徒歩通園・40歳女性)
子供は地面から近いので、思ったよりも暑さのダメージを受けやすく、すぐにバテてしまう。(4歳の頃徒歩通園・47歳女性)
年齢的には歩けるけれど、歩きたくないような時期だったので、子供2人から抱っこを迫られて汗だくになりながら登園していました。(2歳頃徒歩通園・37歳女性)
熱中症にならないか心配だった。疲れている時はグズグズするし少し大変。(2歳の頃徒歩通園・25歳女性)
さいごに
アンケートで頂いた暑い日の徒歩通園でのエピソードをご紹介します。
子供が作った制作を自分で持ちたいと言って、汗をかきながらもがんばって持って帰っていました。ほっぺが真っ赤になっていたけれど、なんだか成長を感じて今でも覚えています。(2歳の頃徒歩通園・42歳女性)
暑い中の徒歩通園は大変ですが、夏は保育園でプールや菜園の収穫など、子供にとって楽しいことも多く、そうした保育園のことを話しながら歩ける時間も親としては嬉しい。(3歳の頃徒歩通園・39歳女性)
暑いと言いながら次はあの電柱まで、次はあのお店までと先の建物を設定して、しりとりをしながら歩いていました。あめをあげたり、あまりに暑い日はジュースを買ってあげたりしました。当時は大変でしたが、小さい手を握りながら幼稚園での出来事を話しながら歩いた時間は、かけがえのない宝物だったなと感じます。(4歳の頃徒歩通園・47歳女性)
子供と一緒に歩く時間は、子供と向き合える時間になります。子供の小さな変化や成長を見る機会にもなります。
暑くてぐずぐずしたり、歩きたくないといったりと大変なこともありますが、自分へのご褒美も準備して暑い日の徒歩通園に挑んでください。
アンケートにご協力いただいた皆さま、ありがとうございました