徒歩で通園しなければいけないけれど、下の子がいる…みんなどうやって通園しているんだろう?
私自身も子供2人と一緒に徒歩で通園していました。実際の経験をもとに、下の子を連れて徒歩通園する方法や、使う物などをご紹介します。
実際に2人以上の子供を連れて徒歩通園を経験した方にアンケートを実施して、下の子連れでの徒歩通園で楽しかったことや、大変だったことをお聞きしました。
徒歩通園でのエピソードをご紹介していますので参考にしてみてください。
下の子を連れて徒歩通園する方法
下の子を連れて徒歩通園する方法は、主に3種類です。
- 抱っこ・おんぶする
- ベビーカーに乗せる
- 上の子と一緒に歩く
アンケート結果では、「下の子をおんぶして、上の子をベビーカーに乗せる」というハイブリット方式を使われている方もいました。下の子の通園方法は、年齢や体格、子供の機嫌によって選ぶことになります。
また、三輪車に乗せる、そりに乗せるという回答もありました。園や地域の状況によって使用すると良いですね。
下の子を連れの徒歩通園で楽しかったこと・大変だったこと
まずは、アンケートより、下の子連れの徒歩通園で楽しかったこと、大変だったことをご紹介します。
楽しかったこと
兄弟で仲良く手をつないで歩いていた。兄が弟を気遣いながらゆっくり歩いてくれた。虫や草花など、季節をかんじながら歩くことができて、会話を楽しみ発言を促せたこと。(5歳・2歳の頃に徒歩通園)
毎日お話しながら寄り道しながら、時にはお友達と一緒にワイワイしながらゆっくり通園できました。下の子もそれに合わせて幼稚園入園前から通園の雰囲気にも慣れていたので、入園後はスムーズに登園できました。徒歩だとお友達もできやすかったです。(上が4歳、下が2歳の頃に徒歩通園)
下の子を三輪車に乗せて登園し、上の子を見送ったあと下の子をそのまま公園で遊ばせて帰宅していました。午前中の時間の使い方にメリハリがついてよかったです。(上が3歳、下が1歳の頃徒歩通園)
近所の方々、同じ幼稚園のあまり接点のない保護者の方と下の子を通じて話すようになったのがよかった。雨の日に水たまりで一緒に遊んだことが楽しかった。(上が4歳、下が1歳の頃徒歩通園)
上の子につられて、抱っこもせずに歩けたことがよかった。上の子も下の子を気遣う場面を見られたし、下の子も上の子と同じように歩けたのが嬉しそうだった。(上が6歳、下が3歳の頃徒歩通園)
我が家も、下の子は上の子が歩いて登園しているのを見ているので、下の子自身が入園した後、スムーズに徒歩通園できていました。
大変だったこと
次に、下の子連れの徒歩通園で大変だったことをご紹介します。
上の子が勝手に走り出したときに、ベビーカーを押しながら追いかけるのが大変だった。(上が2歳、2番目と3番目が0歳の頃に徒歩通園)
下の子の機嫌が悪くなるとすぐにぐずってしまい、上の子に集中できなくなるので苦労しました。(上が2歳、下が0歳の頃徒歩通園)
ぐずる日は時間がかかり大変だった。また、雨天時は傘も差すので荷物が増えて大変だった。(上が4歳、下が0歳の頃徒歩通園)
子供たちが「抱っこして」と、ぐずる時は大変でした。雨の日は特に苦労しました。(上が5歳、下が4歳の頃徒歩通園)
雨の日はレインコートや長靴などの用意が大変でした。途中で下の子がぐずったりした時も時間通りに通園できず大変でした。(上が4歳、下が2歳の頃徒歩通園)
子供の機嫌が悪いとき、雨の日は私も苦労しました。口コミでも声が多かったです。
下の子連れ徒歩通園の工夫
大変なことも多い徒歩通園ですが、経験者の皆さまに下の子連れ徒歩通園の工夫を聞いてみました。
上の子をベビーカー、下の子をおんぶで通園していたので、とにかく身軽で行けるようにしていました。(上が3歳、下が1歳の頃徒歩通園)
暑い日は日傘を差したり、寒い日は防寒カバーをしたり、下の子の体調や気温に合わせてグッズを使用していた。(上が5歳、下が0歳の頃徒歩通園)
なるべく早めに準備して、余裕を持って家を出られるようにしていた。(上が6歳、下が0歳の頃に徒歩通園)
子供のどちらかの機嫌が悪くなって思うように進まないこともあるので、早めに家を出ていました。(上が3歳、下が1歳の頃徒歩通園)
毎日決まった時間に家を出られるように、下の子たちにも「〇〇のテレビが終わったら行きますよ。」と教えて、時間を守るようにさせていました。(上が5歳、2番目が2歳、3番目が0歳の頃徒歩通園)
子供の荷物を持ってあげることも多いので、自分はできるだけ身軽でいたいですね。また、時間に余裕を持つことが大切です。
子供の機嫌によっては出発が遅れてしまうこともあります。下の子をおんぶや抱っこ、ベビーカーに乗せていればある程度ペースを保つことができますが、上の子が調子よく歩いてくれるとは限りません。
下の子が一緒に歩くとなれば、さらに時間がかかることを間違いなし(笑)。我が家は、大人が普通に歩いた場合の時間と比較して、子供と歩くときは3倍以上かかっていました。
早めに準備をする、早めに家を出ることが大事になります。それが大変なんですけどね。
下の子を連れて徒歩通園にあると便利なもの
下の子連れの徒歩通園では、子供の機嫌が悪くなることを想定して、機嫌を取るためのグッズがあるといいでしょう。
ベビーカーに乗せていても途中で機嫌が悪くなることもあります。お気に入りのおもちゃを持参したり、おやつとなる食べ物があると気を引くことができます。
抱っこで登園していても、歩きたいと言ったり、歩いて行くと言ったはずなのに、歩きたくないと言ったりすることもあります。念のため抱っこ紐やベビーカーを持参するなど、先読みして対策しておく必要があります。
歩きたがってもベビーカーは一応押して行く。ちょっとしたお気に入りのぬいぐるみもバッグにいれておく。お菓子もいやいやした時に必要。(上が5歳、下が2歳の頃に徒歩通園)
お菓子やミルクをいつも持参していました。(上が5歳、下が2歳の頃に徒歩通園)
ベビーカーに乗ることを楽しいことと思わせたり、歩いても、抱っこをねだられても、ベビーカーに乗りたいと言われても対応できるように常にグッズを持っているようにした。(上が4歳、2番目、3番目が0歳)
私は、おにぎりやゼリー、シールを持って行くことが多かったです。
下の子連れの徒歩通園で気を付けること
安全に通園する
徒歩通園では興味が引かれるものが多く、突然走り出すこともあります。安全には十分注意しましょう。
安全が第一なので、2人から目を離さないように、手をつながせてなるべく一緒の視界に入るように心掛けた。(上が5歳、下が3歳の頃に徒歩通園)
道路の隅っこを歩くようにして、スペースが空いていても、車が通るときは必ず立ち止まって車が通りすぎるのを待っていた。(上が2歳、下が0歳の頃に徒歩通園)
他にも、交通量の少ない道や歩道のある道路を選ぶ、子供と一緒に交通ルールについて話しながら通園したという声がありました。
上の子の機嫌にも注意
園でたくさん遊んだ後は、歩いて帰る体力がなくなっていることもあります。疲労から機嫌が悪くなることもあります。また、下の子のおやつがあるのに、自分の分がないというのも機嫌が悪くなる要因です。
上の子の機嫌を引くためにも、おやつやご褒美があると気を引くことができます。下の子の分を持参するときは一緒に持って行きましょう。
なるべく上の子が寂しくならないように話しかける。(上が3歳、下が0歳の頃徒歩通園)
上の子にはできるだけ役割を与えることで、勝手に走り出していかないようにコントロールしてい。(上が2歳、2番目と3番目が0歳の頃徒歩通園)
ベビーカーにステップを取り付けると、上の子が歩きたくないと言ったときの対策になります。
事前に取付可能なベビーカーなのか確認してくださいね。
雨の日に下の子を連れて徒歩通園するには
雨の日に下の子を連れて徒歩通園する場合、徒歩通園の方法によって準備する物が異なります。主に必要となる物がこちらです。
- 抱っこ・おんぶの場合は、大人用のレインコート、大きめの傘
- ベビーカーの場合は、ベビーカー用のレインカバー
- 歩く場合は、子どものレインスーツ、長靴、傘またはレインハット
雨の日は、下の子だけでなく、上の子や保護者の対策も必要になります。そして、晴れている日よりも通園に時間がかかりますので、いつもより早めに準備しましょう。
具体的な内容はこちらの記事をご参照ください
さいごに
アンケートでいただいた、下の子連れで徒歩通園したときのエピソードをご紹介します。
下の子がどうしても違う方向に歩きたがって困ったと思ったら、兄が花を摘んで見せてくれて、弟がすんなり歩いてくれました。兄も成長したなと思いましたし、弟もしっかり兄の声を聞き、兄弟っていいなと感じました。(上が5歳、下が3歳の頃徒歩通園)
上の子が帰るときに眠たくて泣いた時に、下の子が上の子の頭をよしよしして慰めてくれた。(上が3歳、下が1歳の頃に徒歩通園)
入園後、小さい時から知っている近所の方に大きくなったなと言われたこと。いつも見守ってくれていてうれしかった。(上が4歳、下が1歳の頃徒歩通園)
徒歩は時間がかかるので、その分季節の花を見たり、触れたりしながら子供と通園したのがいい思い出です。(上が3歳、下が2歳の頃徒歩通園)
下の子と徒歩通園では、上の子が下の子をあやしたり、手伝ったりする場面に遭遇することがよくあります。
徒歩通園は大変なことも多いですが、子供と一緒に天気や草花の話をしたり、園でのことを聞いたりするコミュニケーションの場にもなります。
ただ、ぐずる頻度が多くなるとイライラすることも多くなるので、できるだけ自分自身も楽しめるように工夫してみてください。
少しでも参考になれば幸いです。アンケートにご協力いただいた皆さま、ありがとうございました
こちらの記事もご参照ください